水性と溶剤の違い


塗料には、「水性」と「溶剤」との2つがあります。
後者はシンナーで薄めるため「シンナー系」と呼ばれることもあります。

これらの違いは、”何で溶かすか”です。
水性の塗料は、水と仲良しですから水で溶かすことができます。
塗料ではありませんが、水性絵の具はまさに「水性」なわけです。
一方、溶剤は、水とは仲が悪いので水で溶かすことはできません。
そこで、シンナーで溶かします。

御存知の通り、シンナーの臭いは強烈で、吸い過ぎると健康害にもなりますから、
施工の際には注意と配慮が必要になります。

出来に違いはあるのか

「シンナーは怖いから、水性でいいんじゃないの?」と思いませんか?

実際、「できるだけ水性にしよう」という動きはあります。
それでも、溶剤がなくならないのは、それだけのメリットがあるからです。

一般に、水性よりも溶剤の方が、出来上がりに光沢ができます。
水性でも同様の艶を出せる塗料が開発されてきているのですが、
水性の場合には多少グレードを上げなければ同等の艶が得られませんから、
同じ出来上がりで比較するのなら、溶剤の方が安価です。

一度塗った塗料の持ちには、そう大差はありません。
水性塗料だから弱い、ということは近年では当てはまらないと言って良いでしょう。

水性塗料について、いまだに「弱い」「出来が悪い」といった批判が見られますが、
現在ではむしろ価格の問題。
ご近所のこともあり、塗り替えでは水性塗料を選ぶ家も増えています。


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